今年もお花見の季節がやってきました。
この季節は国民全体がそわそわしている気がします。
満開に咲く桜を見ると、日本人に生まれて良かったとしみじみ思います。
日本人は本当に桜が好き。
いつの時代も桜と深く関わってきました。
古事記には「このはなのさくやひめ」という桜の花のように美しい神様が出てきます。
富士山に桜の種を蒔いたという伝説もあり、私たち「ふじのくに」に住むものには、身近に感じる神様です。
古事記が編纂されてから1300年あまり、どうして日本人は今も昔もこんなにも桜が好きなのでしょう。
桜の花の特徴は一気に咲き、一気に散るところ。
私はそんな桜の特徴が、集団での「和」を求める日本人の意識にあっているのではないかと思います。
そして何と言っても満開の見事さ、美しさ。
梅や桃と比べ花数が多く樹も大きい。
集団で植えられていることが多く、空間が薄ピンク色に染まることも日本人の色彩感覚をくすぐります。
さらに散りゆく姿も忘れてはいけません。
花が散る様子を花吹雪と例えるのは日本人だけではないでしょうか。
桜吹雪となって舞っていく姿に感銘をうけるのは、散り際の美を尊ぶ日本人ならではの感性です。

日本人にとって愛してやまない桜は、癒しの花。
今月は桜のセラピー効果をお伝えします。
桜には花姿や色から「平和」「穏やか」「優しい」など、ココロをほっこりさせるイメージがあります。
セラピー的には、ふんわりとあなたを優しく包んでくれる、癒し効果が抜群のお花です。ココロが疲れているときや、ショックな事があり落ち込んでいるときにそっと包んでくれるセラピストのような花です。
寒さに耐えたからこそつくつぼみ。暖かくなれば開く花。花散らしの風が吹けば、あとを残さず散っていく。
桜はすべてを受けとめ、受け入れる“受容”の花なのです。
いい妻であり、いい母であるよう努力していると、ついつい小さなことがあれこれ気になったり、誰かにいらだったりしませんか?
そんなときはリビングに桜を飾って気持ちを託しましょう。
「あるがままに咲きましょう。
あるがままに散りましょう。
どうしていても季節は絶えず巡ります」とおおらかな気持ちにさせてくれると思います。